2004年 09月 21日
アロマテラピー
アロマって言うと良い香りを嗅いでリラックスするってイメージが強いけれど、実はもっと奥が深いんです。
アロマテラピーでは嗅覚を通じて精油成分が脳に伝えられ、気持ちが落ち着いたり元気になったりという心理効果が得られますが、その他にも3つのルートで作用経路があります。
その3つのルートというのは血液循環によるものです。
1.皮膚から
皮膚は通常簡単に物質を通したりすることはありませんが、精油成分は小さな分子構造をしており、新油性なので、皮膚のバリアゾーンを通過します。
そして血管やリンパ管に入り、血液を介して全身に広がります。
*精油は植物の花や葉などから抽出されており、かなり濃縮されているので、体に使用する場合は必ず植物油などで希釈します。
2.吸入による
精油の香りを嗅ぐと、精油成分は鼻粘膜から吸収され、血液に入るものもあります。
一部の精油は痰を切ったり咳を鎮めたりしてくれることもあります。
例えば、ユーカリ。
ユーカリの匂いを嗅ぐと「あれ?どこかで嗅いだような覚えが。。。」
そう。使ったことがある人もいると思いますが、ヴィックスヴェポラップの匂いです。
ヴィックスヴェポラップにはユーカリ油が入っているのですよ。
ユーカリには去痰作用のある1,8-シネオールという成分が含まれています。
3.消化管から
精油を薬品のように口から摂取するということもされているそうです。
ただしこれは多くの専門知識が必要なので、危険が伴います。
最近では医療機関でも、補助的にこのような治療が使用されていることもあるようです。
ペットのためのアロマセラピーなども良く聞くようになりました。
我が家でもノミ・ダニ対策や、湿疹が出たときの痒み対策に使用しています。
まだ実践していないのですが、関節マッサージ用や耳のクリーニング用、免疫強化、口腔ケアなど犬用の様々なブレンドレシピがあるんですよ。
猫やえっちゃんのような小動物には精油の作用は少し強いらしく、精油よりハイドロゾルを使用するほうが好ましいそうです。
*ハイドロゾル(フローラルウォーター):精油を抽出する際にできる水溶性の芳香成分が溶け込んだ水のこと。精油より効果が穏やか。
ペット用についてはもっと勉強してからまた。(´ー`)
オレ、お花の香り、似合うかな~?
by knighthime1
| 2004-09-21 23:33
| natural