2004年 11月 05日
アロマセラピーで気持ちを鎮める
好きな香りを嗅ぐとリラックスし、その結果視床下部に良い影響を与えるということは昨日お話しました。
では、好きな香りだったら別に精油じゃなくても良いんじゃないの?って思うかもしれません。
もちろんそれも間違いではありません。
精油には本などを読むとわかりますが、それぞれの作用があります。
例えば真性ラベンダーには酢酸リナリルという芳香分子が含まれており、優れた鎮静作用、鎮痙作用(中枢神経抑制作用)があります。
この作用によって、脳の活動を押さえ、穏やかな気持ちになるのを助けてくれるのです。
もし、ラベンダーの香りがあまり好きじゃないという方がいたら、同じ様に酢酸リナリルの含まれている精油プチグレンや、クラリセージなど好みの香りを選べばよいのです。
もしストレスや不安な出来事で眠れない時などがあったら、是非試してみてください。
実際に大阪の池田小学校の事件の後、職員室やトイレ、保健室などにラベンダーやスイートオレンジなどの精油を噴霧したそうです。
実験ではないので、効果を確認したわけではないそうですが、実際に不眠で悩んでいた教師などには良い効果があったそうです。
被災地の方にはまだ難しいかもしれませんが、少し余裕ができたらこんなことで少しでも穏やかな気持ちになれたらいいなぁなんて思います。
ボランティア活動されている方々にも・・・(´ー`)
また、犬には使用の適した精油とあまり適さない精油があるそうです。
犬の気持ちを鎮めるのに良いとされている香りで入手が容易なものはラベンダーやプチグレン、スィートマージョラム、ローマン・カモミール、ネロリ、スイートオレンジなどのようです。
可能であれば、何種類かの精油のビンを犬の鼻に持っていくと、その反応で好みの香りであるかそうでないかということを判断できると思います。
犬の鼻腔は大きく、血管が分布する面積も広いので、精油の成分の吸収も早く中枢神経系に到達すると穏やかな鎮静作用が発現するということです。
我が家のワンコはラベンダー、ローマン・カモミールがお好みのようです。(o^ ^o)
*くれぐれも精油は原液で使わないでね。
それから妊婦さん、乳幼児は鼻から吸引するだけにしてください。
by knighthime1
| 2004-11-05 23:59
| natural